半々生活な日々

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乃木坂46 2015年雑感について

「躍進」と「停滞感」が共存した2015年

乃木坂46の昨年2015年の評価を一言でするとなると、色々と意見が分かれるんじゃないかと思う。
それはおそらく、人気がさらに出て躍進したなという話と、なんか停滞してたなという話の2つに分類できるんじゃないだろうか。
たぶん僕は両方とも正しいと思っていて、ただそれはグループへの関わり方や視点の違いから発生してるに過ぎないと思うのだ。

 

「躍進」は現場の実情と数字と外仕事から

乃木坂46の「躍進」を裏付ける要素、実は沢山ある。

まずは現場だが、ライブはアンダーライブも含めて大箱を余裕でうめているし、握手会も回数を重ねるごとに人が増えていると感じる。*1
しかも、一部のメンバーのみの人気ではなく、すべてのメンバーについて優劣はあるものの人気が上昇していると言える。*2

次に数字。
CDシングル売上枚数は、2015年も右肩上がりでついに13thの累計枚数は70万枚を突破した。
他のアイドルグループが横ばい傾向もしくは下降傾向をみせるなかのこの売上は満点をあげてもいいぐらいじゃないだろうか。

最後に外仕事。
各メンバー色々と差はあるものの、雑誌の専属モデルが決まったりTV・ラジオ番組に出演したりと外仕事がとても増えた1年だったし、今まで乃木坂46を知らなかった人たちにも名前を覚えてもらうことができたのではないだろうか。

 

「停滞感」の原因は遡って2014年から

一方「停滞感」はどこから来ているのか。これを語るうえでは、「2014年」は避けては通れないだろうと思う。

2014年、この年は乃木坂46にとって天国と地獄の年だったといえる。
CD売上枚数も絶好調であったし、着実に広くなるライブ会場、飼い殺しから解放されたアンダーメンバーの躍進等、夏までは文句の付け所がほとんどない状態で上り調子だった。あの神宮の夏までは。

ドキュメンタリー映画でも触れられたが、さゆりんごのスキャンダルは当時相当なショックをメンバー・ファンともに与えていた。そして追い打ちをかけるように紅白落選の報が入り、正直秋から年末にかけてはそれまでの雰囲気がガラッと変わってしまっていたと思う。

そして、そんな絶望の淵からなんとか持ち直していくことになるわけだけど、やはり代償はでかい。

 

「1回休み」の2015年

実際問題この2015年、前半は2014年に落ち込んだ分の復興作業に追われていたと思う。ファン・メンバーともに腫れ物にさわるような状態を時間をかけて緩和しようと努めていた。
後半に関しては、あの神宮の夏以降にあったであろうストーリーを1年越しでただ想定通り再現していった状態だったようにも思う。*3
そういう意味では、2015年は「1回休み」の年ともいえるし、それが「停滞感」を生んでいるのではないだろうか。

前述の「躍進」と矛盾するという意見もあるかもしれないけれど、それはあくまでも時間差の問題、すなわち2014年に潜在的に加速していた人気が表面化しただけで、ロケットが加速が切れた後も上昇を即座にやめないように惰性的な躍進であるといえるのではないかとも思う。

 

さいごに

とは言っても、特に個人的には乃木坂46ファンを辞めるつもりは今のところないし、今後も応援を続けていきたいとは思ってるので安心してもらいたい。

次のエントリでは、乃木坂46の2016年の展望を書いていきたいと思う。
らりんの卒業の意味、欅坂の本格稼働、アイドル業界の動向と立ち位置など色々ある。

2016年は乃木坂46にとって正念場だ。しっかり見届けていきたい。

 

*1:特に自由に参加できる全国握手会は異常な人の多さで、その処理のためにハイタッチ会と化すレーンもあった

*2:先日の個別握手会は全員が完売するという快挙だった

*3:苦難を乗り越えるという要素は付加されているだろうけど、なにぶん大っぴらにスキャンダルの清算をしなかったものだからあまり意味は大きくないと思う。ドキュメンタリー映画での触れ方もいまいちだった